ブラックリストとは

 
よく支払いが遅れたり、借入が出来なかったりした場合には、「ブラックリストに載ったかな?」とか「ブラックになったかな?」などということがあると思いますが、実際には、このブラックリストという物は、存在しません。

ブラックリストという物があり、債務整理等すると一生ローンが組めなくなるなどと思っていらっしゃる方も多く、借金の返済に苦しむ人が債務整理手続きを決断出来ない足かせとなっていることもあると思います。

司法書士いえまち法務では、不動産売買仲介会社・フラット35取次店(住宅ローン)も運営していることから、たくさんの方の住宅ローンの申込の承認・否決を見てきました。

そこで、司法書士いえまち法務では、事務所、又は出張面談にて無料借金相談頂いた方を対象に「ブラックリストとは何?ガイドブック」を無料で差し上げております。
ご自身がお使いにならなくても、ご家族・お子さん・知り合いが今度、ローンの申込をするなどの場面にご活用頂けましたら幸いです。

以下で、簡単な仕組みをご説明いたします。
 

【ブラックリストとは】

借金やショッピングローン等を組んだりすると、借入先の業者(消費者金融等)は、民間が運営する信用情報機関というところに個人情報と借入額・返済状況などを記載するよう依頼をします。
これを、個人信用情報といいます。

通常は、借金の申込をすると、全ての業者がこの信用情報機関の個人信用情報に照会をかけて、他の借金が無いか、支払いが遅れていないかをチェックして、お金を貸すかどうかを判断します。

この個人信用情報に照会をかけた時に、「支払いが遅れている」という情報が記載されていたら、貸金業者は、お金を貸すでしょうか?
お分かりかと思いますが、通常は「お金を貸せません」ということになります。

つまり、この個人信用情報に「支払いが遅れている」「自己破産した」などと記載されてしまうことが世間一般でいう「ブラックリストに載る」ということなのです。
専門用語だとこれを「事故情報」と言います。

では、この「事故情報」は、一度記載されてしまったら、一生載っているのでしょうか?
答えは、「NO」です。

現在、銀行系・クレジット系・貸金業者系で、それぞれ信用情報機関が別にあり、それぞれの機関により、登録年数は違いますが、債務整理については、概ね5年。自己破産については、概ね10年記載が残ると公表されています。

そして、それぞれの信用情報機関は、CRINというシステムで繋がっており、契約内容の一部の情報を共有しています。
したがって、消費者金融系で支払いが遅れていたら、クレジット系でも遅れていることが解ってしまうという事です。

詳しくは、ガイドブックに記載させて頂いておりますが、結論から申し上げますと、債務整理・自己破産をしても一定期間経過すれば、また、ローン等組めるようになるという事です。

今後、借金をしなければそれに越したことは無いとは思いますが、車や住宅、突然の出費等で、どうしてもお金が必要になることもあるかもしれません。
一定期間は、辛抱しなければなりませんが、またローンが組めるようになることをお伝えしたく、信用情報機関について、少し記載をさせて頂きました。

 

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