最適な借金整理の方法

 
借金整理の方法については、任意整理(過払)・自己破産・個人再生(民事再生)がありますが、どの方法が最適かは、その人、その人によって、異なります。

当事務所では、依頼人の現在の状況や将来の状況をヒアリングしながら、最適な借金整理の方法をご提案致します。

 

① 過払金返還実例

ご相談ケース① 63歳男性 Aさん

Aさんは、お子さんの学費捻出の為にアコム・プロミス・オリコから次々と借金をしてしまい2年ほどは、何とか返済を続けていた。
その後、返済の為に、シンキ・ニコスからも借金をし、最終的には、アイフル・クレディセゾンからも借金をしてしまった。

奥さんの協力もあり、そのうち数社は、完済したものの最初の借入から、約17年・残債が360万円にも上っており、当事務所にご相談頂いた。

【当事務所での対応】
Aさんはまだ嘱託で仕事をしており、自己破産はしたくないとの強い希望があった。

アコム・プロミス・シンキ等は、すでに借金がゼロになり、過払金返還請求が出来る可能性が高く、残債が残ったとしても、借金総額が大幅に減る可能性があることを説明させて頂いた。

今後ローンを組む可能性も無いとのことだったので、借入の浅い会社も含め、全社について任意整理での手続きを前提にご依頼をお受けした。

【結果】
クレディセゾンのみ借入期間が浅かったこともあり、残債が15万円ほど残ってしまったが、他の業者については、全て、借金が無くなり、過払金返還請求を行う形となった。

上記の会社のうち、アコム・オリコについては、過払金返還請求額がそれぞれ140万円を超えていた為、ご本人訴訟で対応して頂いたが、和解も無事出来た。

プロミス・シンキについては、司法書士代理人訴訟にて対応し、トータルで800万円ほどの過払金が返還された。

クレディセゾンについては、過払金から返済をし、全ての会社について、過払金が返還された後、奥様の完済後の過払についてもご相談頂き、オリコから50万円の過払金を訴訟により回収した。
 

ご相談ケース② 32歳男性 Bさん

Bさんは、社会人になってから、仕事上の付き合いや、ストレスもあり、パチンコを始めてしまった。
最初は、収入の範囲内でやりくりしていたが、数年もすると、負けが多いとつい取り返そうと、消費者金融で借金をするようになった。
その後わずか4年程度で、返済が難しい金額になり、ご相談頂いた。

借入は、アコム・プロミス・レイクで、残債合計120万円。
借入始めたのが、平成17年ごろから平成20年にかけてとの事だった。

【当事務所での対応】
借入当初が平成17年頃から平成20年頃との事だったので、元々法定金利の可能性があり、その場合には、払いすぎの利息は無いので、残債を分割で支払うことを説明させて頂き、ご依頼をお受けした。

【結果】
運がよいことに、アコム・レイクについては、ギリギリ過払状態となっていた為、2社で15万円の過払金を回収した。

プロミスについては、元々法定金利だった為、借金が減る事は無かったが、残り60万円を将来の利息を付けずに、5年間の分割支払いで和解することに成功した。

Bさんは、こんな思いをするのは嫌なので、「もうパチンコはしない」と宣言し、事務所をあとになさいました。
 

ご相談ケース③ 55歳女性 Cさん

30代のころ生活費が不足し、つい消費者金融から、借金を始めてしまったCさん。
ご主人には内緒で、借入と返済を続けてきたが、来年ご主人が定年になるため、今までの返済をしていくのが難しくなると思い、勇気を持ってご相談頂いた。

ご相談時点での借金は、2社(プロミス・アコム)で、150万円。
借入期間は、24年にも及ぶものであった。
完済した業者もレイク・ディック(ユニマット)・オリコの3社存在した。

【当事務所での対応】
ご主人には、内緒で手続きをしたいとの事だったので、司法書士は、守秘義務もあり、今回の手続きは、任意整理・過払金返還請求なので、ご家族にばれる可能性はほとんど無いことを説明し、ご依頼頂いた。

【結果】
プロミス・アコムについては、借金がゼロになり過払金返還請求をする形となった。

完済した業者については、オリコのみ時効により回収できなかったが、他の2社については、過払金返還請求を行った。

4社全てについて、過払金が140万円を超えていた為、ご本人訴訟支援と言う形で関わらせて頂き、4社で合計700万円の過払金を回収することに成功した。

回収後Cさんは、ご主人に勇気を持って今までのことをお話しし、長年、申し訳ないと思い続けていた気持ちに整理をつけることが出来たとのこと。

 

② 任意整理相談事例

ご相談ケース① 42歳 女性Aさん

結婚をする前から、パチンコが趣味だったAさん。
お子さんも居ない事から、お仕事を続けていましたが、仕事の合間にパチンコにのめり込んでしまい、借金額が膨らんでしまった。
20代後半にもパチンコが原因で債務整理手続きをしており、そのときは、ご主人に事情を話し、一部の借金を支払ってもらったとの事。
今回は、ご主人にばれてしまうと離婚されてしまうかもしれないので、何とか秘密にして欲しいとのことだった。

以前に債務整理手続きをしたせいか、大手の貸金業者はなく、いわゆる町金と呼ばれる会社ばかり5社ほどあり、中には聞いたことの無い会社も含まれていた。
借入期間も短く、借金残額は、80万円とのことであった。

【当事務所での対応】
任意整理手続きをした際の今後の分割支払いというのは、法律で保護されているものではなく、中には、和解に応じない業者もあること。
その際には、たとえ司法書士が手続きに介入したとしても一括支払いの請求をされてしまう可能性があること、一括支払しか出来なかった場合には、パチンコが借金の原因である為、破産手続き自体も難しい事を説明し、その際は、ご主人、ご親族の資金援助が必要になるかもしれないと付け加えさせて頂いた。

Aさんは、もうパチンコと縁を切るためにもこの際、手続きをしたいとの事であったので、任意整理を前提にご依頼をお受けした。

【結果】
4社ほどは、借金の残額が少し減り、分割返済にも応じてくれた為、任意整理手続きが出来たが、1社のみどうしても一括返済と遅延利息を付けた金額でないと和解しない、交渉には一切応じないとの事であったので、やむなくご本人様に事情を説明し、資金援助を得られないか相談させていただいた。

Aさんは、パチンコとはもう縁を切るとの強い意志を依然としてお持ちであり、離婚覚悟で、ご主人に相談した。
その結果、ご主人と「パチンコはもうしない」、「パチンコ依存症の可能性があるため、一緒にカウンセリングを受けに行く」ことを条件に、資金を工面してもらい無事、一括返済できた。

当事務所も任意整理が出来ない貸金業者はある程度把握している為、ご相談時点でお話できるケースがほとんどであるが、名前も聞いたことの無いような町金業者があり、分割返済すら認めてくれない業者が、まだまだ存在することを痛感したご依頼であった。
 

ご相談ケース② 39歳 女性Bさん

以前に債務整理をご依頼頂いた方からの紹介であったBさん。
ご状況をお聞きすると、お子さんの教育費・生活費の為に借金をしたのが始まりであり、借金(主に銀行系・クレジット会社系)は、10年以上しているとの事であった。

ご相談時点で既に借入会社8社300万となっており、返済しても、元金がほとんど減らない状態が続いているので、何とかしたいとの事であった。

【当事務所での対応】
面談時に詳しくお聞きすると、1社を除き、お金の借入ではなく、ショッピングでの使用と法定金利の可能性が高い銀行系の借入ばかりであった為、借入期間が長くても、ショッピングでの使用の場合には、過払金が発生することは無い事と、銀行系は法定金利での取引であると思われるので、借金残額についてはほとんど変わらないことを説明させて頂いた。

借金額が300万円あった為、自己破産・民事再生も視野に入れ、説明もさせて頂いたが、借りたものは元金だけでも全額返したいとの強い意思もあったことから、任意整理で返済期間を長くしてでも完済する方針で行うことにした。

【結果】
一部の会社は過払もあったため、総借金額は260万円となり、8社全社について、将来の利息のカットに応じてもらった。

借金額の多かった会社については、最大10年という長期の返済計画となったが、借入金額が少なく、3年程度で終了できる会社も数社あった為、繰上げ返済をして何とか5年から6年ぐらいで全部の借金を返済したいとの決意で、事務所をあとにされました。

 

③ 自己破産相談事例

ご相談ケース① 40歳 女性Aさん

以前に勤めていた着物店で、着物を買わされてしまったのが、借金の始まりですとお話頂いたAさん。
勤務中3枚の着物を購入させられてしまった。
その後職場内のいじめや返済の為に借りた借金の悩みから、うつ病を発病し、勤務先を退職。

その後も返済のために借入を続けてしまった。
その後、ご主人もリストラにあい、完全に返済が出来なくなってしまった為、事務所にご相談頂いた。
事務所でご相談の時点で、対人恐怖症とうつ病によりご主人の同席がないと、話が出来ない状態であった。

【当事務所での対応】
自己破産については、司法書士は書類作成権限しかない為、審尋手続き等で裁判所に行かなければならない事をお伝えし、ご主人の同席も認められない可能性があることを説明した。

費用の捻出が困難であることから、法テラスの法律扶助手続きを利用することで、自己破産手続きを行うこととなった。

【結果】
Aさんの体調も芳しくなかった為、破産の申立に少し時間がかかってしまったが、裁判所での手続きでもご主人の同席が認められ、無事、自己破産の手続きは、終了した。

ご主人も50歳を過ぎ、就職も大変であると思われたので、勤務先が見つからないようであれば、生活保護も視野に入れて、生活するようお勧めした。
「何とか自分が守っていかなければならない」そうおっしゃるご主人が印象的でした。
 

ご相談ケース② 70歳 男性Bさん

銀行系カードローンで約30年前に借入を開始したBさん。
その後、他の銀行系カードローンにて借入をしたとの事。

定年退職後は、支払いが難しかったので、利息のみ支払うことが続いていたと言う。
現在3社で借金額は120万円あった。
「もう疲れました」という一言がとても印象的でした。

【当事務所での対応】 
年金については、国民年金であり、今後支払っていくことが困難と判断したので、自己破産をお勧めした。

120万円程度だと自己破産が認められないケースもあるが、ご自宅をお持ちでないことと、年齢的に収入増も期待できないことから、まずは自己破産を申し立てることとした。

【結果】
金額面での不安もややあったが、無事破産が認められ、借金の免除も確定した。

「もう借金に悩まなくてよいのですね」というほっとした表情と、「来月、孫が遊びに来るのですが、これでやっとおもちゃが買ってやれる」と笑顔でお話頂いたので、私どもも幸せな気持ちにさせて頂きました。

 

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